ステビア甘味料について

海外における使用状況

日本のステビア甘味料の年間消費量は(ステビア工業会推定)約200トンです。海外の推定年間消費量は韓国が300トン、中国が400トン、北米が1,500トン、南米が500トン、欧州が100トン、その他(タイ、インドネシア、ベトナム、マレーシア、フィリピン、オーストラリア等のアジア・オセアニア)約200トンです。
現在、世界的には約3,200トン(抽出物換算)使用されていると思われます。
2008年10月、オーストラリア・ニュージーランドでステビア甘味料(JECFA規格)が許可され、同年12月にはアメリカ合衆国でもレバウジオシドA(純度95%以上、及び97%以上)として2社がFDAからGRAS通知を受けました。その後は植物由来というイメージの良さも後押しとなり、世界各国での許可が一気に広がりました。
なお、2021年5月時点では約70カ国(EU27カ国含む)でステビア甘味料が許可されており、GRASへは既に66社が登録(2021年7月時点)済みです。
また、昨今は世界各国で生活習慣病対策として砂糖の摂取量を控える動きが活発化していることに加え、砂糖税の導入が進んでいることもあり、代替甘味料として植物由来のステビアが注目されております。
現在、ステビア甘味料は世界で飲料をはじめ菓子類やデザート類、及び調味料等幅広く使用されております。

用語の説明

【JECFA】
・Joint FAO/WHO Expert Committee on Food Additivesの略で、国際連合食糧農業機(FAO)/世界保健機構(WHO)合同食品添加物専門家委員会。
※JECFA規格とはステビオール配糖体の合計値で95%以上。
【GRAS】
・Generally Recognized As Safeの略で、一般に安全として認められたという意味。
※アメリカ合衆国において新しい物質に関する申請は、新規の食品添加物申請とGRAS申請の2つの方法があります。GRAS申請制度は1997年以来届出制に変更されております。

ステビア業界の健全な発展を図る事を目的として設立されたステビア甘味料製造・取り扱い業者で組織する業界団体です。

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